2023-09-13
太陽光パネルの処分について
再生可能エネルギーの普及を目的とした固定価格買取制度が制定されてから10年が経過しました。
自家発電や売電といった目的だけでなく、SDG’sの関心や災害時の備えといった目的から導入する家庭も増えつつあり、太陽光パネルの設置している住宅を多く目にするになったように感じます。
太陽光パネルの寿命は一般的に20~30年とされています.しかし、屋外で雨風に晒されていることがほとんどでもある太陽光パネルは10年を目処に経年劣化が始まると言われています。
経年劣化以外にも自然災害による破損、落下、住宅設備の見直しなどがきっかけとなって、買い替えや処分をご検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は不要になった太陽光パネルの処分について、ご紹介いたします。
●太陽光パネルは「産業廃棄物」として処分
太陽光パネルは処分の複雑さから、多くの自治体は「粗大ごみ」として受け入れをしておりません。
・最長で30年とされている耐久性
・比較的早期の頃に製造されたパネルには「鉛」「カドミウム」などの有害物質を使用といった要因を背景に「産業廃棄物」として専門的な取り扱いが必要になります。
太陽光パネルの処分において、故障や不具合によるパネルの買い替え、住宅の建て替えや売却による解体など、他の作業と取り外し作業が一緒に行われる場合、不要になった太陽光パネルの撤去と処分は請け負った業者が行うことになります。
この場合、太陽光パネルだけでなくパワーコンディショナーや接続箱といった周辺機器類の処分も一緒に依頼することでできます。
まずは、設置業者さんや施工業者さんにご相談いただく事がオススメだと言えます。
●一部の例外も存在
台風や地震などの自然災害がきっかけで、太陽光パネルが破損、処分しなければならない場合があります。
パネルが地面に落下してしまった場合、一般廃棄物としての処分が必要です。
また、電気工事士が個人で取り外した場合も一般廃棄物として処分する必要がなります。
知人の有資格者に撤去を依頼することはレアケースと思われますが、この場合も「一般廃棄物」で処分する扱いになります。
前述の通り粗大ごみとして自治体に回収してもらうことができません。
回収には別途、専門業者や不用品回収業者などに回収・処分の依頼をする必要があります。
●専門業者に依頼する
スタンダードな回収方法は、専門業者に依頼する方法です。
撤去作業と一緒に回収・処分を行っていただけるケースが多く、手配の手間を省くことにも繋がります。
撤去作業と回収・処分作業で担当する業者が別れているケースもありますので、
時間的猶予が取り辛い場合は、作業範囲や実施日時について事前に確認する必要があります。
●不用品回収業者に依頼する
最後に不用品回収業者に依頼する方法についても少し触れておきます。
専門業者へ依頼する際との違いは、他の不用品も依頼できるところです。
太陽光パネルのみ処分したいケースは、非常に稀な状況と思われます。
太陽光パネル以外にも処分品がございましたら、不用品回収業者へご依頼いただくこともぜひご検討ください。
多くの不用品回収業者では産業廃棄物の収集運搬に関する許認可を受けております。
運搬受託者としてマニフェストの発行も行っており、産業廃棄物の引き取りにも対応しております。
いくつかのパターンを交えて、太陽光パネルの処分方法についてご紹介をいたしました。
実用面では日常生活に定着しつつある太陽光パネルではありますが、
その処分方法はまだまだ複雑で難しく感じる部分が多いかもしれません。処分をご検討中でしたらお気兼ねなくお声掛けください。
太陽光パネルの処分・産業廃棄物の運搬に関するご相談は、下記までご連絡をお願いいたします。
現地訪問見積、お電話、メールでのお見積、ご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。