2023-11-06
意外と難しい!「土」の処分について
ハロウィンも終わり今年も残すところあと2ヶ月となりました。
この時期になると幼稚園や保育園のイベントで、さつまいも掘りをしている様子を目にします。
童心に帰って楽しそうと思う一方で、付着した「土」が間違った処分がされてしまわないかふと気になってしまいます。
観葉植物やガーデニングの流行からご自宅でも「土いじり」が手軽に始められるようになり、
「土」の処分に関するご相談をいただくケースが増えているような印象もあります。
今回は、意外と難しい「土」の処分に焦点を当てて処分のご紹介をします。
●土は一般ごみとして処分できない
まず前提として、ご不要になった「土」というのは法律上の解釈では「自然物」に該当します。
そのため「廃棄物」には該当せず、ほとんどの市区町村では収集が行われておりません。
品川区などいくつかの条件付きで例外を認める自治体もあるようなので、
まずは、お住いの自治体にて処分できるかをご確認ください。
●手っ取り早い方法は庭に撒く
ご自宅の敷地内であれば庭に撒いてしまうことが手っ取り早い方法と言えます。
ただし、「景観が変わってしまう」「庭の状態を変えてしまう」といった点には留意する必要があります。
少量であれば影響は限定的に思われますが、土の性質や物量によって影響度合いは変わります。十分にご考慮ください。
また、絶対にやってはいけないことについても触れておきたいと思います。
・排水溝などの共用部分に流す
・他人の家や畑に放置する(撒くのもNG)
・公園や山などに放置する(撒くのもNG)
少量だからといって、排水溝に流してしまうと水道管の詰りを引き起こします。
ベランダなどの共用部分で行うと、修繕費の負担だけでなく
他の住居者様への迷惑行為に繋がりかねませんのでお控えください。
また、公共の土地や他人の敷地に放置することは「不法投棄」に該当します。
不法投棄の場合、個人・法人に関わらず懲役刑や罰金刑に問われてしまいます。
安易な気持ちで処分をしないように重ねてお願いいたします。
●引き取りサービスを利用する
では、処分に困った「土」はどのように処分すれば良いのでしょうか?
代表的な例は、ホームセンターや専門業者による引き取りサービスを利用することです。
園芸用に土や肥料を多く取り扱うホームセンター様では、
購入と引き換えに交換という形や敷地内に設けられたスペースへ持ち込む形で処分をしていただけるケースがあります。
「異物を取り除く」「自ら運搬する」といった多少の手間は伴いますが、ご自身で実施できる手軽な方法の一つと言えます。
持ち運びが困難な場合は、専門業者に引き取りを依頼して処分することもできます。
専門業者の場合は、園芸用の土に限らず砂や土のうといった種類も取り扱いしている場合が多く、
引き取りに来てもらえることもメリットと言えます。
●不用品回収業者に依頼する
最後に不用品回収業者に依頼するケースについても、ご紹介させていただきます。
多くの不用品回収業者でも土の引き取りを行い、適切な処分先にて処分する提携先を有しております。
不用品回収業者を使うメリットは、土以外にも回収依頼ができる点です。
例えば、土を処分する際に古くなったプランターや園芸用具などまとめて依頼するようなイメージです。
用具を保管している物置や納屋の肥やしになってしまった不用品があれば、
一緒にご依頼いただくことでまとめて解決することができます。
せっかくのお読みいただいた機会ですので、適切な処分についてぜひお見知り置きください。
土の処分や不用品回収のご相談は、下記までご連絡をお願いいたします。
なお、お電話、メールでのお見積、ご相談は無料です。ご安心ください。