2023-05-09
お片付けが大変な「家財」のご紹介 〜ガラス製品・金庫〜
少子高齢化により年々増加していると言われている「空き家」問題。
空き家も含め不動産を売却する際、直面する壁の一つが「残置物の撤去」、いわゆる空き家のお片付けです。
優先度的には高くないものの、いざ始めてみると物理的・体力的に大変な作業の一つです。
今回は「家財」に焦点を当て、作業員目線で見た作業負荷の高いものをご紹介いたします。
撤去作業やお片付けをご検討中でしたら、判断材料の一つとしてご覧ください。
●ガラス製品
テーブルの天板、戸棚のドア、絵画用の額装など、建物内のスペースでガラス製品は多く使用されています。
アクアリウムの流行で、最近では大型の水槽をご自宅に所有されているご家庭も多いのではないでしょうか?
撤去作業をする際の破損やガラス片による負傷リスクの観点から、ガラス製品への注意が必要なことはご想像の通りです。見落としがちなのはその「重量」。
一般的にガラスの比重(密度)は「体積×2.5(g/cm3)」と言われています。
水の比重「1」なので、ガラスは水より「2.5倍」重たい計算になります。
標準的な4人家族用のダイニングテーブル(幅135cm × 奥80cm × 厚さ0.5cm︎)で考えた場合、
・135(cm)×80(cm)×0.5(cm) ×2.5 =13,500g
⇒約13.5kgの重さとなります。
他のガラス製品で例えると、量産向けの60cm規格水槽と同じくらいの重量(約14kg)と言われています。
これ以上に縦横サイズが大きい、厚みがあるガラス製品は、一人では持ち上げにくくなることが想像できます。
●金庫
ガラス製品同様に金庫がある場合も注意が必要です。ご家庭用の据え置き型は一般的に30kg〜と言われています。
まず、持ち上げるには大変な労力が必要となること、運び出す際に床や壁に傷をつけないよう十分な注意が必要となります。
重量面から作業の危険性はご理解いただけることと想像できますが、金庫の「処分方法」についても考慮が必要です。
ほとんどの金庫は貴重品を管理するために頑丈に作成されています。
そのため、防火・防盗を目的としていくつかの素材を複合的に組み合わせており、回収区分が自治体別で大きく異なります。
ほんの一例となりますが、持ち運びができる手提げ金庫は粗大ごみとして収集可能でも、据え置き型の金庫は収集不可といった具合です。
比較的簡単な処分方法は、購入したお店で有償にて引き取っていただけることもあります。
もし、ご購入元がわかる場合は、一度ご相談してみると良いかと思います。
他にもオークションサイト・フリマアプリ等へ出品して販売することも可能です。
この場合、重量による配達特別料金に注意が必要です。
一般的な宅配便サービスでは各社取り扱い重量の上限があるため、30kg以上する金庫は専用のプランにて発送となります。
せっかく出品しても送料の面で敬遠されてしまい売れ残ってしまう可能性がございます。出品前に考慮しておく必要がございます。
今回は作業負荷の高いものとして「ガラス製品」「金庫」の2つをご紹介させていただきました。
ご自身で作業を行う際は、くれぐれもお怪我のないようにご注意ください。
撤去作業に関する、全面的なご依頼・スポットでのご依頼、いずれについてもご相談を承ります。
なお、重量物としては、ガラス製品、金庫の他、下記の物の撤去も行っております。
●エレクトーン
●マッサージチェアー
●複合機
●大理石で造られたテーブル
残置物撤去・不用品回収のご相談は、下記までご連絡をお願いいたします。
現地訪問見積、お電話、メールでのお見積、ご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。