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廃プラスチックのリサイクル
2023 年 3 月 19 日私どもは多くのプラスチック類、発砲スチロールを回収処分しております。
処分に困るほどたくさんある場合は、ぜひ、ご相談ください。
回収いたしましたプラスチックは次の3つの方法でリサイクルします。
●マテリアルリサイクル
●ケミカルリサイクル
●サーマルリサイクル
【1】マテリアルリサイクル……溶かして新たなプラスチック製品を造るための材料として再生します。
【2】ケミカルリサイクル……化学的に分解し、再びプラスチックを造るための化学原料に戻します。
プラスチックの正体は、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエステルといった、化学合成物質です。いずれも、石油を精製してつくられるわけですが、炭素原子と水素原子がたくさん組み合わさってポリマーと呼ばれる分子を構成し、これが鎖状でつながってできているものです。ケミカルリサイクルでは、ポリマーを化学的に分解し、モノマーと呼ばれる分子の最小単位に戻します。
【3】サーマルリサイクル……燃やすことで焼却熱や火力発電などのエネルギーに転換にします。
マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルでは、廃棄されたすべてのプラスチック製品がリサイクルされるわけではありませんが、ペットボトル、ビニール袋、プラスチック容器、ポリバケツ、衣装ケース、衣類(ナイロンなどの化学繊維)、クリアフォルダー、その他さまざまなプラスチック製品を造るための原材料として利用されています。
※再生できなかった廃プラスチックは、最終処分場で埋め立てます。ただ、最終処分場の広さと埋め立てできる量も有限ですので、いかにその量を少なくできるかが課題の一つとなっています。
プラスチック循環利用協会のデータによると、2020年に生産されたプラスチック製品は、約963万トンで消費されたプラスチック製品は約841万トンだそうです。