2024-06-14
業務用コールドテーブルの処分について
ニシダサービスの佐々木です。
冷蔵庫や冷凍庫と調理用の作業スペースが一体になったコールドテーブルは、飲食店を中心に多くの調理場で目にします。
業務用に特化したコールドテーブルは、一般的な販売ルートではほぼ見かけませんが
中古市場では初期コストを抑えたい飲食店に人気な厨房機器の一つでもあります。
そんな、調理場には欠かせないアイテムの一つと言ってもいいコールドテーブルですが、長年の利用による劣化や冷却機能の低下によって処分をご検討するタイミングがやって来ます。
業務用コールドテーブルの処分は一般のご家庭同様に一般ごみや粗大ゴミとしての処分ができません。
今回は、コールドテーブルの処分についてご紹介いたします。
●「産業廃棄物」として適切に処分
飲食店様などの調理場や事業場から出る不用品類は「事業系ごみ」に分類されます。
事業系ごみの処分は自治体の回収を利用することができず、産業廃棄物として適切な処分が求められます。
産業廃棄物を一般ごみや粗大ごみとして処分に出してしまうと、不法投棄としてみなされてしまいます。
そのため、産業廃棄物の回収を実施している専門業者に依頼する必要があります。
●下取りや中古販売・譲渡
買い替えのご検討時や比較的状態が良い場合には、下取りや中古で販売することも一つの選択肢となります。
買い替えの場合、新規品の購入先にて下取りや廃棄品回収サービスの有無をお問い合わせいただくのが良いかと思います。
中古で販売する場合、厨房機器を専門に取り扱う中古販売業者様に買い取っていただくか、メルカリ・ヤフオク等のフリマアプリを使っての個人間取引となります。
最近では、ジモティーのようなサービスを通して譲渡するケースも増えつつあります。
特に、個人間取引をする際は品質面への配慮は欠かせません。
使用済み品であることや状態に関する記載を丁寧に行い「クレームは一切受け付けておりません」などの条件をお伝えすることで取引後のトラブルを回避することがオススメです。
いずれの場合において搬出や運搬作業が伴います。
留意すべき点は、これらが冷蔵および冷凍機能を有する厨房機器であるということです。
製品単体のサイズが大きいことはもちろんのこと、本体重量も相当なものとなります。
人手を要するだけでなく、不慣れな方のみで運搬すると運搬中の故障リスクにも繋がる恐れがあります。
搬出・運搬に関する費用についても、予め確認が必要となります。
※スペック参考例(当社回収実績品より)
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型番:YRC-181PE2
メーカー:フクシマ
●外形寸法:幅1800x奥行600x高さ800(mm)
●内装:内装樹脂鋼板
●有効内容積:389L(冷蔵室265L/冷凍室124L)
●消費電力:単相100V 冷却時 300/310W 霜取時 323/323W (50/60Hz)
●冷却能力:冷蔵:-5〜10℃ 冷凍:-20℃以下
●製品重量:110kg
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●不用品回収業者に依頼する
産業廃棄物回収の依頼先や下取り等の引き取り手が見つからない場合、不用品回収業者に依頼することも選択肢です。
不用品回収業者の場合、産業廃棄物回収に関する資格を有しているだけでなく、搬出・運搬に必要なスタッフや車両等の機材をスムーズに取り揃えることができます。
回収品目に限定されない点やフレキシブルに日程調整ができる点も不用品回収業者に依頼するメリットと言えます。
業態変更に伴う古くなった食器類、傘などの保管期限が過ぎた忘れ物、壊れかけたテーブルや椅子の処分など
コールドテーブルの処分とセットで他の不用品も処分のご依頼をいただくことができます。
ニシダサービスでは、店舗丸ごとのお片付けから単品の回収まで幅広くご相談いただけます。
飲食店様の店舗・設備に関する廃品回収のご相談は、下記までご連絡をお願いいたします。
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